この夏期講習では、各学年ごとに重点を置いて学習を進めてきました。

• 中学1年生は、方程式の計算練習を何度も行い、基礎を固めました。
• 中学2年生は、一次関数の基礎や図形の角度の計算練習を繰り返し、理解を深めました。
• 中学3年生は、これまでの復習に重点を置き、特に3年生の内容を何度も確認しました。

どの学年においても、繰り返し学ぶことを強調しています。しかし、松下理数教室では、長時間勉強や根性論による学習を推奨していません。代わりに、継続的な学習を奨励し、自然に勉強が身につくような指導を心がけています。

これは、私自身が大学に進学した際に感じた違和感から生まれた考えでもあります。大学では、自発的に勉強する学生が少なく、単位を取るためだけに勉強する姿が多く見られました。こうした状況を塾では作りたくないと思い、松下理数教室を運営しています。

松下理数教室を通じて、自ら学ぶ力を身につけた学生を増やしたいと考えています。それは理想論かもしれませんが、実際に昔よりもそのような学生が増えていることを実感しています。

二学期に向けて

二学期では、特に数学が苦手な生徒が、自信を持って学び、数学を得意科目にすることを目指しています。また、塾は文化だと考えており、無理やり勉強させることは本来嫌いです。川の流れのように自然体で、勉強することが当たり前の環境を作りたいと思っています。

NBAのコービー・ブライアント選手が「歯を磨くように練習をする」と言ったように、塾でも「勉強したいから勉強する」「勉強しないと気持ち悪い」という感覚を育てていきたいと思っています。

嬉しい成果

最近、嬉しい成果もありました。四条畷高校の模試で数学で4位、関西高等部の模試で数学で2位を取った生徒が出ました。どちらも入塾時には数学が苦手だった生徒で、約1年半ほど通ってくれています。この結果は、私の理想とする学びに少し近づいた証だと感じています。

今後3～5年で、阪大や京大に進学する生徒が出るような塾にしていきたいと考えています。