たまに、「なぜ自分はこの仕事をしているのだろう？」と考えることがあります。
そして、いつも思い出すのは、自分の小・中学生時代です。
正直、あの頃は自分にとって暗い記憶であり、いわば人生の汚点とも言えるものでした。

勉強をしたくても、環境が整っていませんでした。
父親は借金2億円を抱え、母親は宗教活動に傾倒していました。
家計は苦しく、ひもじい思いをすることが日常でした。
もし普通の家庭環境で育っていたなら、自分はもっと勉強をしていたかもしれません。

中学生の頃、新聞配達のアルバイトをしながら、自分の将来を考えました。
そのときの自分には「高校受験」を経験する余裕すらなく、配達中に涙を流すこともありました。
しかし、その中でも、「いつか成り上がってやる」という強い気持ちだけは心の中に持ち続けていました。

大学進学は、そんな自分にとって大きな転機でした。
大人になってから、自力で逆転合格を果たしたとき、自分の中で「勉強」というものの素晴らしさを初めて実感しました。
勉強は、努力が点数に反映される、公平な世界です。
底辺から這い上がるきっかけとなり、世界を広げてくれるものだと、心から思います。

その後、教師を経て営業マンとして働きましたが、最終的にたどり着いたのが「塾」でした。
それは、自分が抱える思いを最も形にできる場だったからです。

塾の理念と生徒への願い

自分の経験があるからこそ、生徒には勉強に全力で向き合ってほしいと願っています。
どんなに経済的に厳しい家庭の子どもでも、なんとか通える料金設定にしていますし、能力があれば特待生として支援する仕組みも整えています。
人生において「勉強」はかけがえのないものだと思います。

だからこそ、適当に取り組む子どもを見るとどうしても許せない。
勉強は、私にとって本当に大事なものだからです。

一方で、勉強が苦手な子、不器用でも頑張りたいと思っている子は大好きです。
彼らは変わろうと努力しているのです。
私は、勉強は才能ではないと信じています。
話すことができるなら、誰でも勉強だってできるはずです。日本語の理解はそれだけ高レベルです。
一つひとつ理解を積み重ねていけば、必ず普通のレベルまで達することができます。
そして、めちゃくちゃな難問以外は、誰でも解けるようになると信じています。

入塾条件とこれからの目標

もうすぐ冬期講習の季節です。
新しい生徒も入ってくるでしょう。
入塾するためには、「頑張りたい気持ち」を持っていることが条件です。
4月からの入塾試験では合格率80％、倍率1.2倍というシンプルな仕組みです。
ただし、残りの20％は「やる気がない」ために入塾できないのです。

見ているポイントは、「今の生徒たちと一緒に勉強していけるかどうか」。
企業の面接のようですが、これが大事だと考えています。
やんちゃな子でも、やる気があり、塾で問題行動を起こさなければ大歓迎です。

塾としての目標は、四条畷高校や大手前高校などの進学校への合格実績を積み上げること。
この寝屋川市からでも、考え方一つで人生を変えられるということを、生徒たちに伝えていきたいです。

最後に

もし、この文章を読んでいる保護者の方、生徒のみなさん。
「今の人生が嫌だ」と思うなら、一度勉強に挑戦してみませんか？
学歴がすべてではないかもしれません。
でも、君が頑張った経験や経歴は、必ず世の中で評価されます。

私は、そんな君たちを全力でサポートできる存在でありたいと思っています。
青春の時間を勉強に打ち込む生徒たちを、心から応援しています。
これからも、寝屋川市で頑張る全ての子どもたちとともに成長し続けていきます。

一緒に未来を切り拓いていきましょう！

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