皆さん、こんにちは。松下理数教室の松下です。寝屋川市で学習塾をしています。

今回は、「居心地の悪い塾をつくる」というテーマでお話ししたいと思います。一見、驚くようなタイトルかもしれませんが、これは勉強しない子にとって居心地の悪い環境をつくり、勉強したい子が輝ける塾を実現するための考え方です。

居心地の悪い塾とは何か?
「居心地の悪い塾」とは、勉強しない子が自然と離れていく環境のことを指します。この手法は、大手進学塾がよく取り入れているものですが、個人塾でも実践できるポイントがあります。
松下理数教室では、入塾時の平均点が50点程度だった生徒たちが、1年間で数学の平均点を80点程度まで引き上げ、平均30点アップを実現しています。これは、勉強する子にとって居心地の良い環境を整えた結果だと考えています。

なぜ勉強しない子に居心地の悪い塾をつくるのか?
個人塾の特性として、大手塾で対応しきれなかった生徒を受け入れるケースが多いです。開校したばかりの塾や、面倒見の良さを売りにする塾が特にそうです。しかし、「勉強しない子に居心地の良い塾」を作ってしまうと、問題が生じます。
例えるなら、子どもに服や靴下を着せる場面を想像してください。最初は親が手伝うかもしれませんが、毎回親が着せていたら、子どもは自分で着る力を身につけません。子どもにとっては居心地が良いかもしれませんが、成長は止まってしまいます。
塾でも同じことが起こります。勉強しない子に過剰に付きっきりで教え、無料で補習を行い、成績を上げようとする。その結果、付きっきりでないと勉強しない子が生まれ、口コミで「面倒見が良い」と評判になり、勉強しない子ばかりが集まる。すると、頑張って勉強している子は「自分を見てくれない」と感じ、塾を去ってしまうのです。

これは、頑張っている子にとって不公平であり、塾全体の成長を阻害します。

松下理数教室の取り組み
松下理数教室では、すべての生徒を平等に扱います。
頑張る生徒には、しっかり向き合い、自習室の利用も積極的にサポートします。
宿題をしない子は、残念ながら自然と退塾していきます。
以前、SNSで塾の退塾率は2~9%程度というデータを見ました。私は、9%程度の退塾率が健全だと考えています。子どもは、努力を認められると成長します。一方、過剰に甘やかすと、成長が歪んでしまうからです。

成果と実績
現在、松下理数教室には数学偏差値70以上の生徒が8名在籍し、潜在的にあと5人はいます。定期テストや模試で上位を取る生徒も増えています。これは、勉強したい子にとって居心地の良い塾を作れたからだと自負しています。
私は、熱心に付きっきりで教えることはしていません。その代わり、生徒が自分で考え、わからない問題をしっかりと持ち込んできたときに、全力で対応します。たとえ1%しか理解できていない問題や難問でも、丁寧にサポートします。これが、私にとって「当たり前」の塾の姿です。
その結果、勉強意欲の高い生徒が集まり、現在生徒数は88名にまで成長しました。

個人塾経営者へのメッセージ
もし、30名や40名の生徒を抱え、ワンオペで塾を運営し、生徒数の伸び悩みに悩んでいる方がいれば、この考え方が参考になれば幸いです。
勉強しない子に居心地の良い塾を作るのではなく、勉強したい子が輝ける環境を整える。それが、個人塾が長く成長し続けるための鍵だと信じています。
松下理数教室は、これからも「勉強したい子が居心地の良い塾」を目指して、日々努力を続けます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

松下

 

 

 

ご質問・ご相談は、お気軽に松下理数教室までお問い合わせください。


プロフィール

松下 周二(まつした しゅうじ)
松下理数教室 塾長
寝屋川市国松町にある個人塾。教育業界に携わり12年。指導してきた人数は1000人以上にもなる。2020年11月に寝屋川市国松町で塾を経営。YouTubeでも数学・理科の自作問題や面白いと思った問題を発信しています。

趣味で理数問題を解く。 – YouTube
経歴 関西大学卒業後教員外資系大手塾(教室長)→独立


数学、理科で伸び悩みのときや、

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